「アジャイル」な組織運営とORSC®の親和性

「アジャイル」な組織運営とORSC®の親和性

JIKKEN文化が生み出す組織変容

ゆめみでは、アジャイル組織宣言の元、JIKKEN(実験)を推奨しています。組織の文化になるほどには道の途中ではありますが、常に組織が進化していくためには、既存の枠組みや考え方にとらわれず、新しい試みを重ねてそこから学習していくということを意図してのことです。

ゆめみにおいての「コーチングチーム」は、まさにJIKKENの連続を行っています。

社内外の人がコラボするチームという取り組みも前例がそう多くはありませんし、そもそもシステムコーチング®はもちろん、コーチングですらまだまだ組織全体に知られてはいないのです。

例を挙げると、「コーチングチーム」のJIKKENとしては、あらゆるオンラインミーティングの最初の10分をちょっとお邪魔して、”システムコーチング®のエッセンス”を少しだけ感じて頂く「10 minuets coaching」というのをJIKKEN的に実施しました。今はコロナ禍で、すべてのミーティングがオンラインで行われているため、どの会議体にも、zoomでお邪魔することができます。そこにチームでお邪魔して「ミーティングの最初の10分お時間ください。YESでもNOでもOKです。」と言いチームであらゆるオンラインミーティングにお邪魔し、冒頭10分だけシステムコーチング®のエッセンスを体験頂きました。写真1はその時のインパクトです。

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写真1

取締役ボードミーティングを始め数々のチームミーティングに伺いました。

その中でも”システムコーチング®”に興味を持って頂けるチームは、新しいものや未知のものに対して、「やってみよう!」「取り入れてみたらどうなるかな?」と好奇心が旺盛なチームから声が上がる傾向にありました。また自分達のチームの肯定性の高いチームから手が上がったのも特徴的でした。

私達「コーチングチーム」は自分たちこそが変容していくためのDTA(チームの合意※)を作りました。

(※DTAとは、Designed Team Allianceの頭文字で、チームの合意として事前にどんなチームにしたいかということを意識的意図的にデザインするというシステムコーチング®のツールの1つです。)

ちなみに、私達のDTAには「FUN、DIVE、実験の場、バカになる、余談えもん、(余談歓迎という意味)ちゃんとしないゲリラライブ感、お膳立てしない」こんなものがあります。

そんなDTAがあるからこそ、実験的な取り組みを自らがファーストペンギンとなって超えていく、そんなことをJIKKENしています。そのコーチングチームの中でも特に「外部コラボレーター」が率先してエッジを超えていくことも重要です。

それに対して社内コーチからはこんな声も頂いています。

「社内で活動する身としては、未知の領域も多く、社内の反応や不安も多い中で、他社の事例を多く知り経験もある外部コラボレーターこそが率先してエッジを超えていく姿を間近に見られることは、非常に勇気づけられています」

そんな風に言って頂けることにも感謝がありますし、我々コーチングチーム自体もチームになっていくプロセス自体が本当に面白いなと思います。

組織の中は多様性があるからこそ、新しいことに対してみんなが同じ様に反応するとは限りません。反対も無関心も含めシステムの一部の声です。そしてそういう声の方が大勢を占めます。そこには「無言」という圧倒的な声なき声があります。

だからこそ、組織開発やスクラムマスターのように組織やチームに関わる人やそこにアンテナのある人から順に組織開発に取り組み、楽しみながら、働きやすい環境を徐々に自分たちで広げていくと、少しずつ組織の中のエッジを超え始める人がでてきます。その少しずつの変化がお互いに影響をし合うことで、組織全体の変化が促進されていくのです。

そして組織が自ら自分達の姿に自覚的になり、自分達で変化していけるようになると、しいてはクライアント企業とのプロジェクトにおいても、協働するチームを作りながらプロジェクトを推進できるようになる。この領域もまさにJIKKEN中です。

時に変わっているかいないか分からなくて心が折れそうになりつつも、「関係性は2度の変化」という言葉にも支えられながら、JIKKEN文化の中で、小さなエッジを超え続けていく、それが未来を創り続けている状態です。

そんな答えのない問いに向き合い続ける組織「ゆめみ」の今後の動きもご注目ください。

※株式会社ゆめみ
https://www.yumemi.co.jp/


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